ChatGPTで「回答が途切れる」「目的とずれた回答が多い」と感じたことはありませんか？その原因は、「トークン制限」にあるかもしれません。
ChatGPTの無料プランでは、トークン制限により回答が上手く生成できないことがあります。この記事では、そう言ったトークンの問題を軽減するための節約テクニックを5つ紹介します！
また、このブログではChatGPTとVBAを組み合わせた効率化などを紹介しています。ぜひ他の記事も参考にして、効率化によるスキルアップにチャレンジしてみてください！
目次
結論｜トークンを節約するための5つのコツ
まずこの記事で紹介する、トークンを節約するためのコツは次の5つです！
- 質問は簡潔にまとめる
- 出力が簡潔になるよう指示をする
- 不要な履歴はリセットする
- 画像やファイルの説明はピンポイントに
- 画像生成は構成とスタイルを一言で明確に指定
次の章から、この内容についてトークンの仕組みを交えて紹介します。
ChatGPTのトークンとは？まず仕組みを知ろう
トークンとは何か？（文字数とトークンの関係）
トークンとは、ChatGPTが処理する際の単位です。入出力両方でカウントされ、日本語では約1文字が1トークン程度、英語では1単語＝1トークン程度です。
たとえば「hello」は1単語=1トークンでも、「こんにちは」は5文字=5トークンとしてカウントされます。なので英語ができる方は、英語で質問するほうが、トークンの節約につながります。
またこれまでしている会話もトークンとして蓄積されていきます。
無料プランで使えるトークン数の制限
有料プランとの違い（GPT-4では？）
有料プランでは、制限が大幅に解除されます。20＄/月のPlusプランなら3時間当たり80メッセージ程度の制限です。なお、200＄/月のProプランなら無制限となります。
もちろん有料プランに入れば、トークンを気にせず使用できるようになります。ただ、今回は無料で使用するための節約するコツを紹介しています。
解説｜トークンを節約するための5つのコツ
質問は簡潔にまとめる
ChatGPTは、入出力されるすべての内容を「トークン」として計算しています。そのため、質問文が長くなるとトークンが増え、無駄が生まれます。
そのため、シンプルな質問をするだけで、トークン消費を大きく抑えられます。入力側のトークンを抑えることで、質問回数を増やすこともできる方法です。
出力が簡潔になるよう指示をする
先ほどの「簡潔な質問」は入力に対するトークンの節約方法でした。トークンは入出力両方に関係するので、出力側のトークン節約も重要なポイントです。
ChatGPTに「○○を教えて」のような指示をすると、長い文章が出力されるがちです。結果、出力側でトークン消費が増えてしまいます。出力側のトークン消費を抑えるため、出力を簡潔にする指示をすることも大切です。
「箇条書きで3つだけ」や「200文字以内で」など、出力を制限することで出力が簡潔になりま。
不要な履歴はリセットする
ChatGPTの無料プランでは、チャットの過去の文脈もトークンとして扱われます。履歴が蓄積すると、それだけでもトークンが消費されてしまいます。
そのため、チャットを新規作成することでトークンの節約につながります。目的が変わった時や、長いやりとりの後は、チャットを作り直すようにしましょう。
画像やファイルの説明はピンポイントに
画像をアップロードする時の注意点として、文字で説明をつけるようにしましょう。「何が知りたいのか」「どこを見てほしいのか」を明確に伝えることで、不要な説明を避けられます。
「グラフの傾向について教えて」のように回答を絞ることで、出力もコンパクトになります。
画像生成は構成とスタイルを一言で明確に指定
ジブリ風画像などの画像生成は、トークンを多く使う作業です。無料で使う上では一番気を付けて使う必要がある内容となります。
何より気を付けることは、修正を繰り返し何度も画像生成を行わないようにすることです。トークンは画像生成のたびに消費されるので、修正を行うたびにトークンが消費されてしまいます。なので、何度も修正行わずに済むように的確に指示を行うことが大切です。
ただここで難しいのが、長すぎる文章もよくないという点です。長い文章で指示をした画像生成は、トークンの割に思った画像が出てこない事が多くあります。
少ないトークンで希望に近い画像にする為、構成とスタイルを一言で明確に指定することが大切です。「夕焼けの街並みを水彩画風で」など、構図とスタイルを簡潔に一言で伝えることで、トークンを節約しながら画像生成を行うことができます。
どうしても足りない人向け｜無料でGPT-4を使う方法
Bing AI（Copilot）を使えばGPT-4が無料
無料のChatGPTではトークンが足りない方は、Copilotもおすすめです。
ChatGPTの有料版で提供されるGPT-4とは異なりますが、Copilotもかなり高性能です。トークン制限を気にせずに会話ができるため、無料でも高品質な出力を得られる手段の一つとして活用できます。
まとめ｜無料でも十分使える！トークン節約を意識して賢く活用しよう
ChatGPTの無料プランを使い続けるためには、トークンの節約が重要なポイントとなります。質問の仕方・出力の長さ・画像の使い方など、ちょっとした工夫で大きく効率が変わります。
無料プランでも、用途に応じた使い方をすれば、十分にパフォーマンスを発揮します。本格的な運用を考えるなら有料プランの検討も視野に入れつつ、まずは今回紹介した節約テクニックを日常的に取り入れて、ムダなく賢くChatGPTを使いこなしましょう。
なお、このブログでは効率化に関する様々な情報を発信しています。ぜひ他の記事も参考に効率化を進めてみてください！
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