【知識不要!】Pythonで株価の最高値・最安値を自動取得する方法!

Python自動化

銘柄リストの指定期間の最高値・最高値を一括で調べたい!
Pythonを使って株の分析をしてみたいけど、やり方がわからない…

調べたい銘柄の直近3か月の株価推移を一覧で確認したいことって、意外と多いと思います。そんな時に便利なのが、Pythonを使った株価分析です。

ただ、Pythonはプログラムですし難しい印象がある人も多いと思います。環境設定や専門知識も必要で、なかなか手を出しにくい部分は否めません。

そんな中、今回紹介するコードとGoogle Colabというサービスを使えば、だれでも簡単にPythonで株価分析をすることができます。しかも今回は、コードをファイルとして無料配布するので、ダウンロードするだけでコードを打つ必要もありません。

ぜひともこの記事の内容を参考にして、株価分析・Python学習の第一歩にしてみてください!

また、Python学習においてはサブスク型のオンラインスクールである、侍テラコヤがおすすめです!期間無制限の無料プランもありますので、ぜひこの記事を参考に、さらなる学習を深めてみてください!

【結論】コピペで使える株価取得コード

以下のPythonコードをコピー&ペーストするだけで、指定期間の株価データ(最高値・最安値・直近)を取得できます。

import pandas as pd
import yfinance as yf

# CSVファイルを読み込む(最初の列[A列]のみ取得)
df = pd.read_csv(r"csvのパスを貼り付け", usecols=[0], header=None, encoding="cp932")

# A列のデータをリスト化し、末尾に '.T' を追加
data = [str(item) + '.T' for item in df.iloc[:, 0]]

# 取得開始日を指定
df = yf.download(data, start='2023-10-22')

# 最高値・最安値・終値を取得
max_values = df["High"].max()
max_dates = df["High"].idxmax()
low_values = df["Low"].min()
low_dates = df["Low"].idxmin()
now_values = df["Close"].iloc[-1]
now_date = df.index[-1]

# DataFrame にまとめる
result_df = pd.DataFrame({
    "Max_Value": max_values,
    "Max_Value_date": max_dates,
    "Low_Value": low_values,
    "Low_Value_date": low_dates,
    "Now_Value": now_values,
    "Now_Value_date": now_date,
})

# CSVファイルとして保存
result_df.to_csv("Result_df.csv")
【番外】そのまま使えるipynbファイル

Pythonが分からないという方向けに、そのまま使えるipynbファイルを用意しました。

このファイルを使った使用法も、この後詳しく紹介します。

zipは解凍し、「.ipynb」ファイルが使える状態にしておいてください。

出力できるデータ

今回のプログラムで、銘柄の最高値・最安値を取得することができます。

自分で作ったリストの銘柄に対して、指定した期間で取得可能です。

出力データのサンプル

ダウンロードファイルを使ったデータ取得方法

ここからは具体的にどのようにこのファイルを使用するかを解説します。

Googleアカウントが必要になるため、持っていない方は事前に登録をしておいてください。

調べたい銘柄がA列に入っているCSVファイルを準備

事前に調べたい銘柄コードをCSVファイルにまとめます。A列に銘柄コードを入力してください。

なお、会社名などが入っていてもかまいませんが、出力されるデータには反映されないので注意してください。

Google Colabを立ち上げてダウンロードファイルを読み込む

Google Colabを開き、新しいノートブックを作成します。(Colab のリンクはこちら

まず、[ノートブックを開く]という画面が表示されます。左側の[アップロード]を選択し、ファイルをドラッグしてください。

なお、新しいノートブックを作り、上記のPythonコードを打ち込んでも使用可能です

この画面が出ない場合は、Googleにログインできているか確認。
アップロードが完了すると、このようなコードが表示されます。
CSVファイルをアップロード/パスのコピー

先ほど作成したCSVファイルをアップロードし、パスをコピーします。

アップロードは、Colabの左側のファイルエクスプローラーにドラッグします。

左側一番下のファイルボタンをクリック→空いているところにCSVをドラッグする

CSVが表示されるので、「…」→「パスをコピー」を選択してください

CSVファイルのアドレスをコピーしてコードを書き換える

コード内の「”csvのパスを貼り付け“」の部分に、アップロードしたCSVのパスを貼り付けます。

<貼り付け前>

<貼り付け後>

””の間に張り付けるようにしてください。
取得するデータの開始日を設定

コード内のstart='2023-10-22'の部分を取得したい日付に変更してください。なお一桁の場合は0をつけてください(例:2001年1月1日=2001-01-01)

CSVのパスと同様に、’の間に書いてください。
コードを実行する

コードをセルごとに上から順番に実行していきます。

わからない方は、[Ctrl] + [F9]を押せばOKです。(全て一気に実行されます)

セル(黒い枠)の左側にチェックがつけばOKです。
出力されたCSVをダウンロードする

処理が完了すると、Result_df.csvに保存されます。左側のファイルのところにあるので、ダウンロードしてください。

さいごに

今回紹介したGoogle Colabは、無料で手軽に使える、Pythonを始めるにはとても便利なサービスです。また、プログラムで使用しているyfinanceというモジュールも、株価分析にはとても便利なサービスとなっています。

今後もこれらのサービスを使ったコードを紹介していきますので、ぜひとも参考にしてみてください。

また、業務の効率化につながる情報も発信しています。PythonだけでなくVBAもダウンロード・コピペで使える情報になっていますので、ぜひそちらも活用してみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました