【エクセル入門】場所・範囲が毎回変わる表をマクロの記録で自動化する方法

エクセル・VBA

本記事では、ショートカットキーを駆使して、一番端の場所やリストの大きさを自動的に読み取る方法を詳しく解説します。

マクロの記録を使いこなし、作業効率を最大限に引き出すためのテクニックをご紹介します!

マクロの記録+ショートカットキーで自動化の幅が広がる

通常、マクロの記録では同じ場所・範囲での繰り返ししかできません。その為、リストにデータを追加したり、毎回大きさが変わる場合はうまく動作しないことがあります。

つまり、リストにデータを追加していったり、毎回大きさが違うリストは通常のやり方ではうまくマクロを実行することができません。

ただ、ショートカットキーを組み合わせることで、毎回大きさが違うリストであっても、マクロの記録で動作を記録することができます。

マクロの記録で使えるショートカットキー

「指定場所が変更する場合の対処法

新しいデータを追加していくリストの場合、データが増えるたびに貼り付け開始場所が変わります。

このように、動作するたびに毎回一番下に追加、一番右に追加していくようなマクロを作る場合、『「Ctrl」+ 矢印』のショートカットキーを使うことで、対応できます。

今回は、A3のセルから下に追加を繰り返すデータに、マクロで追加する場合を想定して、手順を紹介します。

①:文字が存在する場所を選択する

今から行うショートカットは、選択したセルから文字がないところまで移動する為、必ずデータは空欄のセルが無いようにしておきましょう。

②:『「Ctrl」+矢印』で、文字がある端の場所に行く

「Ctrl」と方向の矢印を入力することで、選択した文字からその方向の一番端に行くというショートカットとなります。

今回の場合、A3のセルから一番下に行きたいので、「Ctrl」+↓を入力します。これにより、「A3を下に下がって、文字がある一番端まで行く」といったショートカットになります。

③:↓を一回おす

一番下にデータを追加する場合、Ctrl+矢印で異動した先の、もう一つ次の場所を選択する必要があります。

今回の場合、先ほどのショートカットキーで、文字のある一番下迄行くことができたので、貼り付けをしたいもう一つ下を選択します。この時、マウスを使うとその場所が選択されてしまう為、必ずキーボードの↓を使うようにしましょう。

選択範囲」が変更する場合の対処法

データの縦の長さ(データの数)が、日によって変わる可能性があるとき、普通に選択をすると対応ができなくなってしまいます。

マクロの記録の性質上、選択した場所をそのまま記録するので、「1列目~10列目を選択する」という風に記録してしまいます。ですので列が11列以上あっても自動で伸ばしたり、9列未満の時選択範囲を狭くしたりしてくれません。

そこで、自動で範囲を調整をしてもらうために、ショートカットキーを使います。マクロの記録にショートカットキーの動きを覚えさせて、自動で範囲設定を行う機能を追加します。

①:文字が存在する場所を選択する

「指定場所」が変更する場合の対処法と同様に、データの長さが伸びたり短くなったりしても、文字が存在する場所を選択します。

今回の場合、データの開始位置がA3なので、A3を選択します。

②:『「Ctrl」+「Shift」+矢印』を押して、端まで選択する

先ほどは「Ctrl」+矢印で一番端まで移動を使いましたが、「Shift」を足すと範囲を指定するショートカットキーになります。

「Ctrl」+「Shift」と方向を同時に押すことで、「文字がある一番端まで選択する」というショートカットとなります。

今回の場合縦方向で、一番下までの範囲を指定します。

③:『「Ctrl」+「Shift」+→』 を押して、一番右まで選択する

一番下まで選択した状態で、一番右まで選択することで、コピーしたい範囲全体を選択することができます。

まとめ

マクロの記録におけるショートカットキーの使い方について詳しく解説しました。これらのテクニックを使う事で、通常のマクロの記録では難しい、データの位置が変わる場合でも、繰り返し使用できるマクロを作成することができます。

また、ショートカットキーはマクロに限らずエクセル全体で利用できます。ぜひこの記事を参考に、自分に合ったショートカットキーを覚え、マクロの記録と組み合わせて、最適な作業スタイルを見つけてください。

マクロの記録という機能は、VBAのコードがわかなくても、視覚的に自動化が行えるとても強力な機能です。

マクロとショートカットキーを活用して、効率的な作業と正確性の向上を目指してください。

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