今回は、ExcelにChatGPTを導入する方法について解説します。ChatGPTをExcelに連携させることで、エクセル上にChatGPTのリストの作成や、規則性を読み取って自動で回答を作成ができるようになります。
有料プランへの自動移行のないトライアル期間を使って、無料で使用することもできますので、興味のある方は是非一度試してみてください。
※この記事では、エクセルとChatGPTの設定方法を紹介しています。具体的な使用方法については、以下の記事をご参照ください。
ChatGPT For Excelでできる事
ChatGPT for Excelは、SUM関数や、VlookUP関数のようにChatGPTを使えるプラグインです。VBAでコードを打ち込んだりすることなく、使用することができます。
ちなみにこのChatGPT for Excelには、3つの関数が用意されており、通常のChatGPTと同じように質問に対する回答を返してくれるのはもちろん、エクセルに直接リストを表示してくれたり、前例を見て判断して回答をしてくれる機能があります。
料金
ChatGPTのAPIは基本的には有料のAPIです。OpenAIのウェブサイトによると、ChatGPTの利用料金は1,000トークンあたり0.002ドルで、日本円で約0.27円となっています。これは質問する文字数が、ひらがな換算1000文字分の料金となります。
ただChatGPTのAPIには有料プランへの自動移行のない無料トライアルがあり、18ドル分を無料で使用することができます。クレジットカードの登録も不要で、有料しようしない場合放置していれば料金も発生しないので、興味がある方はこの機会に試してみることをおすすめします。
導入方法
①エクセルにChatGPT for Excelのアドインを追加する。
ChatGPT for Excelを使うためには、まずExcelにアドインを追加する必要があります。このアドインを追加することで、ChatGPT関数が使用できるようになります。
①-1:「挿入」→「アドインを入手」を選択
エクセルの上部、メニューバーにある「挿入」をクリックして、その中にある、「アドインを入手」をクリックします。
①-2:「ChatGPT」と検索→「ChatGPT for Excel」を追加する
Officeアドインというウィンドウが表示されるので、左側にある文字が打てる検索窓に「ChatGPT」と打ち込み虫眼鏡マークを押して検索をします。
すぐに右側に検索結果が表示されるので、ChatGPT for Excel(おそらく一番上)の右側にある「追加」をクリックします。
①-3:ライセンス条項とプライバシーポリシーが出たら「続行」
追加をクリックすると、以下のような画面が表示されますので、「続行」をクリック
①-4:アドインの追加完了
しばらくすると右側にWelcomeと表示されるので、この画面が出たらプラグインの追加は完了です。ただまだ使えないので、消さずにおいておいてください。
この画面の下にあるAPI Keyというところに、それぞれのアカウントに割り振られている、APIキーを入力する必要があります。
ここからは、ChatGPTのAPIキーを取得していきます。
②ChatGPTのAPIキーを取得する
ChatGPT for Excelを使うためには、APIキーを取得する必要があります。APIキーは、OpenAIのサイトで登録をすることで入手できます。
②-1:ChatGPTのサイトから、Product→Overviewをクリック
ChatGPTのHP(https://openai.com/blog/chatgpt)にアクセスして、上部のOverviewをクリックします。
②-2:サイトの中部にある「Get started」をクリック
②-3:アカウント作成/ログインを行う
②-4:画面右上のPersonalから、View API keysをクリックする。
②-5:Create new secret keyをクリックする。
②-6:Create secret keyをクリック
My Test Keyという入力できるところには、何も入れなくてOKです。
②-7:APIキーが表示されるので右側のボタンでコピー
APIキーは1度しか表示されないので、必ずコピーをしておいてください。コピーを忘れて消してしまった場合は、もう一度②-5からやり直して下さい。
③ExcelのAPIを入力する。
エクセルの右側に出ているChatGPT for Excelの下側にある、「Add your OpenAI API Key」というところに、先ほどコピーしたAPIを張り付けます。
貼り付けの後、「Apply」をクリックして、Congratulationsという表示が出れば、設定は完了です。
※ChatGPT for Excelのアドオン画面を閉じてしまった場合
「挿入」→「個人用アドイン」から、ChatGPTを追加すると、再び表示されます。
まとめ
今回は、ExcelにChatGPTを導入する方法について紹介しました。
エクセルでの使い方と、トークンの使用量の見方などにについては、別ページで紹介しているので、そちらも是非ご覧ください。
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