【コレだけでOK】VBAコードをChatGPTで修正する方法とプロンプト例!

Excel VBA 入門

ChatGPTでのVBAコードを作成は、知識不要でお手軽だと思えるかもしれません。しかし、ゼロからのコード生成は、かえって時間がかかるケースも少なくありません。思ったように動かない・バグが多い・修正依頼が連続するなど、時間をかけたけど使えないということが意外と多く発生します。

そこで紹介したいのが、修正して使うという方法です。

すでに正しく動作する「コピペで使えるVBAコード」をベースに、ChatGPTに修正を依頼することで、最低限の知識でVBAを作成することができます。また安定したコードを基盤に、処理対象や条件を少しだけ変えることで、誰でも簡単に業務に合ったVBAの作成が可能です。

この記事では、ChatGPTを使ってVBAコードを修正する方法、実際に使えるプロンプト例、そして効率よく使いこなすためのコツまで徹底解説します。なおこのブログでは、もととなるコピペで使えるコードも紹介しています。そちらもぜひ参考にしてみてください。

【結論】ChatGPTに修正を依頼するプロンプト例

ChatGPTのVBA修正が効果的なパターンを以下の6つに分類し、それぞれのプロンプト例を紹介します。用途に応じて、場所や条件を変更して活用してください。

  • パターン1: 処理の対象を変える(列・範囲・シートなど)
  • パターン2: 条件付きで実行するようにする
  • パターン3: 実行前に確認、処理後に完了通知を出す
  • パターン4: ループ処理や画面更新の見直しによる高速化
  • パターン5: シート出力からCSV出力など形式を変更する
  • パターン6: エラーの原因を特定し、対策を教えてもらう
処理の対象を変える
以下のVBAコードの「A列」→「B列」に対象を変更して下さい。

[ここにコード]
条件付きで実行
以下のコードを「○○の条件を満たすときだけ実行」するよう修正して下さい。

[ここにコード]
実行確認と完了通知を追加
以下のVBAコードに「実行しますか?」というメッセージボックスで確認を入れたうえで、
処理が終わったら「処理が完了しました」と表示するようにしてください。

[ここにコード]
高速化
以下のVBAコードをできるだけ高速化してください。
画面更新の停止や計算モードの変更、ループの見直しなど、
一般的な高速化のテクニックを使って改良してください。

[ここにコード]
出力形式の変更
以下のVBAコードはデータをExcelシートに出力していますが、
これをCSVファイルとして保存するように修正してください。
ファイル名は「output.csv」で、デスクトップに保存する形にしてください。

[ここにコード]
エラーの原因を特定したい。
以下のコードが「○○」というエラーになります。
原因と対処方法を教えて下さい。

[ここにコード]

【実践】ChatGPTにVBAコードを修正してもらう手順

実際に修正を行う手順を、順番に解説していきます。

① コピペコードを準備する

まずは、「正しく動くVBAコード」を用意しましょう。このブログで紹介している「コピペで使えるコード」を参考にしてみてください。※以下はメール作成VBAの抜粋

Sub SendEmail_Attachment()
  …省略…
End Sub
② ChatGPTにコードと「こう変えてほしい内容」を渡す

次に、用意したコードを貼り付けたうえで、「〇列に変更して」「〇〇条件のときだけ実行して」など、具体的に指示を出します。

このVBAコードの宛先の開始を「A列 → B列」に変更して下さい。

Sub SendEmail_Attachment()
  …省略…
End Sub
③ 修正案が出力されたら、実行して検証するだけ

最後に、ChatGPTが出力した修正済みコードをExcelに貼り付け、マクロを実行して動作を確認しましょう。想定どおりであれば完了、うまく動かない場合は再度フィードバックを返すことでさらに改善できます。

なお、VBAの貼り付け方、デバッグ方法などVBAの基本的な操作方法は、以下の記事を参考にしてください。

【注意点】ChatGPTにVBA修正を依頼する際のコツ

コード全体を渡す

ChatGPTは前後の文脈を重視するため、コードの一部分だけを渡すと、構造や変数の関係性を誤解して意図しない修正になる場合があります。必ず「Sub〜End Sub」まで含めた全体コードを貼りましょう。

意図を明確に伝える

「何をどうしたいのか」をできるだけ具体的に書くのがポイントです。たとえば、「このコードをSheet1ではなくSheet2で実行したい」「今日の日付を自動で入力してほしい」など、変更点を明示しましょう。スクリーンショットを張り付けるのもおすすめです。

「なぜそう修正したのか」を説明させる

ChatGPTに「なぜそう修正したのかも教えて」と追加で依頼すると、修正理由が分かり、自分の理解も深まります。将来的にコードを自分で書けるようになりたい人にもおすすめの使い方です。

さいごに

ChatGPTはゼロからコードを書くよりも修正に最適です。コピペコードとの組み合わせで、エラーを減削減、ノンコードのようにVBA作成ができます。

ChatGPTを修正ツールとして活用し、手軽に、素早く効率化を進めてみてください!なお、コピペコードについては、このブログでも多数紹介しています。まず初めはこの内容から、VBAの効率化を進めてみてください!

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