エクセルの隠れた便利技!知らないと損する便利機能!part2

Excel テクニック

Excelには、効率化につながる便利な機能が数多く存在します。しかし、それらの中には「知られる機会すらない」という、有用なのに活用されていない機能がいくつもあります。

今回ご紹介するのは、そんな“隠れた便利機能”の中でも、特に業務効率を大きく改善するものを3つ厳選しました。

特別な知識は不要で、どれも一瞬で使える操作ばかりです。ぜひともひとつずつ活用して、業務を効率化していってください!

※前回紹介した内容はこちら!

① チェック不要!選択した値でフィルターをかける方法!

リストから特定の値の行を抽出する時、フィルターボタンを押しチェックを入れ…という手間のかかる操作をしていませんか?

実は、以下のように一瞬でフィルターをかけることができます。

操作は、右クリックと2回のキー操作だけ。ぜひやり方を覚えて使ってみてください!

やり方

フィルターをかけたいデータを選択

まず、リストの中から絞り込みたいセルをクリックして選択します。

今回は、品名の「ボルト」を抽出するため、選択しています。

右クリック → 「E」 → 「V」

選択した状態で右クリック。その後「E」キー→「V」キーを押します。

キーボードで操作をしていますが、「右クリック」→「フィルター」→「選択したセルの値でフィルター」という選択をしています。

すると選択したセルの値で、フィルターが適用されます。

外したいときは、右クリック → 「E」 → 「E」

元に戻す時は、先ほどの操作の「V」キーを「E」キーに変更してください。

リストを選択した状態で右クリック。その後、「E」キー →「E」キーでフィルターが解除されます。

こちらもキーボードで操作をしていますが、「右クリック」→「フィルター」→「フィルターをクリア」という選択をしています。

②日付を入れるだけ!曜日を表示するTEXT関数!

日付の隣に曜日を入れたいとき、わざわざ曜日を調べていませんか?曜日の入力TEXT関数を使えば、簡単に入力することができます。

この関数を使えば、日付を入力するだけで自動的に曜日が入ります。

やり方

第一引数に日付のセル、第二引数に”AAA”を入力

以下のように関数を入力します。

=TEXT(A1,"AAA")

A1セルに「2025/04/01」と入力されている場合、この関数を使えば「火」のように曜日が自動表示されます。

関数入力画面
実行後の画面

もちろん、関数の挿入でも使用できます。まず、関数検索から、「TEXT」を検索します。

その後、「値」で日付のセルを選択、表示形式に「“AAA”」と入力すればOKです。

「AAA」を「”」で囲むのを忘れないようにしてください。

③カンマ区切りを一瞬で分割!TEXTSPLIT関数!

データが下記のようにカンマ区切りになっていて、編集できなかった経験は、誰しも一度くらいあるのではないでしょうか。

カンマでセルを分けたいけど、量が多くてやりきれない…これを一瞬で解決するのが、Excelの新関数TEXTSPLITです。

この関数を使えば、CSV形式のデータや複数のタグ、分類された情報をワンクリックで整理整頓できます。

やり方

第一引数にカンマ区切りしたいセル、第二引数に”,”を入力

以下のように関数を入力します。

=TEXTSPLIT(A1,",")

A1セルにカンマ区切りの文字がある場合、この関数を使えばセルを分割してくれます。

なおこの関数は、B列に書いた関数がC列以降にも影響するスピル関数と呼ばれる関数となっています。そのため、B列だけに関数を書いていますが、C列以降にも「日付,品名,型式…」などの文字が書かれています。

動きが少し不安定になってしまうため、関数を入力した後は「値の貼り付け」で確定することをお勧めします。

全選択→コピー→右クリック→値の貼り付け

もちろんこちらも、関数の挿入を使っても入力可能です。

Textに対象の場所、CoL_DELIMITERに”,”と入力すればOKです。

こちらも「,」を「”」で囲むことを忘れないようにしてください。

これにより、手作業によるコピペのミスや工数がなくなります。地味ですが、業務効率化に直結する実用的な関数です。

ちなみにですが、カンマ区切り以外でもこの関数で分割できます。やり方は、かっこの中の2番目の値(第二引数/「CoL_DELIMITER」)を分割したい文字に変更するだけです。

「_」で区切られている場合、2番目の値を「”_”」に変更

まとめ:今すぐ試してちょっと効率化!

今回ご紹介した3つのテクニックは、どれも知っていればすぐ使えるものばかりです。そして、どれもが業務の無駄な操作を減らして、時短に直結します。このようなちょっとした時短を積み重ねていけば、自然と作業の正確さ・スピードが上がるので、ぜひ活用してみてください!

また、このブログでは、 VBAやChatGPTでの自動化についても紹介しています。コピペで使えるVBA紹介も行っていますので、ぜひそちらも見てみてください!

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