Microsoftアカウントに全然ログインできない…
「問題が発生しました もう一度お試しください。」と何回やっても表示される…
Microsoftのログインエラーで「問題が発生しました もう一度お試しください。」と表示されたことはありませんか?「もう一度」と書かれているのに、何度も試しても同じエラーで、困っている方も多いと思います。
この記事では、Microsoftのログインで「問題が発生しました」と表示された時の対処法と原因を解説していきます。順番に試すだけで解決できる対処法を、画像付きで紹介するので、初心者の方も試してみてください。筆者の実体験も交えて徹底的に解説しますので、ぜひ一つずつ試してください!
目次
【結論】「問題が発生しました」でログインできない時に試す8つの対処法
まず結論からお伝えします。Microsoftで「問題が発生しました」とログインできない時、対処法は以下です。
多くの場合、複雑な設定変更は不要で、このリストを上から順に試すだけで解決できます。実際、筆者もこの手順で無事にログインできるようになりました。
- 対処法①:シークレットモードでログインする
- 対処法②:ブラウザのキャッシュ・履歴を削除する
- 対処法③:ブラウザの拡張機能を停止する(停止可能な場合)
- 対処法④:別のブラウザ(Edgeなど)を試す
- 対処法⑤:PCを再起動する
- 対処法⑥:スマートフォンなど別の端末でログインする(原因切り分け)
- 対処法⑦:テザリングなど別のネットワークで接続する(原因切り分け)
- 対処法⑧:セキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)を一時停止する
ここからは、各手順を画像付き(イメージ)で詳しく解説していきます。
【対処法①】シークレットモードでログインする
まずは、「シークレットモード(プライベートウィンドウ)」です。
シークレットモードは、閲覧履歴やキャッシュ、Cookieなどを保存せず、拡張機能も(設定していない限り)無効化されたクリーンな状態でブラウザを使える機能です。これでログインできるか試してみます。
▼ Google Chromeの場合
右上のメニュー(︙)から「新しいシークレット ウィンドウを開く」をクリックします。

▼ Microsoft Edgeの場合
右上のメニュー(・・・)から「新しい InPrivate ウィンドウ」をクリックします。

シークレットモードでログインできたら?
もしシークレットモードでログインできた場合、原因は「古いキャッシュやCookie」か、インストールしている「拡張機能」、どちらかの可能性が非常に高いです。
次のステップ②と③に進んで、原因を根本から解消しましょう。
【対処法②】ブラウザのキャッシュ・履歴を削除する
次は「キャッシュの削除」です。ブラウザに保存された古いデータが、Microsoftのログイン処理を妨害している可能性があるため、一度リセットを行います。対処法①でシークレットモードでログインできた場合は、原因として可能性が高いのでぜひ実施しましょう。
▼ Google Chromeの場合
右上のメニュー(︙)から「閲覧履歴を消去」を選択します。

「期間」を「全期間」にし、「Cookieと他のサイトデータ」および「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて「データを削除」をクリックします。
※注意:これを実行すると、他のサイトのログイン状態も解除される場合があります。

▼ Microsoft Edgeの場合
右上のメニュー(︙)から「閲覧データを消去」を選択します。

「期間」を「全期間」にし、「Cookieおよびその他のサイトデータ」および「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて「今すぐクリア」をクリックします。
※注意:これを実行すると、他のサイトのログイン状態も解除される場合があります。

削除が完了したら、通常モードのブラウザで再度Microsoftアカウントへのログインを試してみてください。
【対処法③】ブラウザの拡張機能をすべて停止する
キャッシュを削除してもログインできない場合、次には「拡張機能」です。特に、広告ブロッカーやセキュリティ関連(ウイルス対策ソフトのWeb保護機能など)の拡張機能が、ログインページの正常な動作を妨げることがあります。
この操作は、Chorome/Edgeどちらも同じです。
まず、右上の拡張機能アイコンから「拡張機能の管理」を選択します。

表示された拡張機能のリストを、すべて一時的にオフ(トグルスイッチを左)にしてみてください。


すべてオフにした状態で、再度ログインを試します。これでログインできれば、拡張機能のどれかが原因であると確定します。
ちなみに原因を特定したい場合は、オフにした拡張機能を一つずつオンに戻し、その都度ログインを試すことで、問題を引き起こしている拡張機能を見つけることができます。
【筆者の実体験】
私の場合、まさにこのパターンでした。シークレットモードではログインOK、通常モードではキャッシュをクリアしても「問題が発生しました」と表示され続けました。
拡張機能をすべてオフにしたところ、ログインに成功。おそらくインストールしていたウイルス対策ソフトのWeb保護系拡張機能が、Microsoftの認証プロセスに干渉していたのだと思います。
【対処法④】別のブラウザ(Edgeなど)でログインする
拡張機能をオフができない環境だったり、オフにしても解決しない場合、手っ取り早い方法が「別のブラウザを使う」ことです。
特に、普段Google Chromeを使っている方は、「Microsoft Edge」で試してみてください。
当然ですが、MicrosoftのサービスはMicrosoft Edgeとの相性が最適化されています。Chromeで発生していた問題が、Edgeでは何事もなかったかのように解決するケースは非常に多いです。
【筆者の最終解決策】
前述の通り、私の原因は拡張機能でしたが、原因がウイルスソフトだったので常時オフにはできませんでした。
そこで、単純にChromeでOneDriveにアクセスするのをやめ、Edgeからアクセスするようにしたところ、何の問題もなくログイン・利用できるようになりました。それ以来、OneDriveやMicrosoft 365関連はEdgeで作業するようにしています。
【対処法⑤】PCを再起動する
ここまでの対策でうまくいかない場合、ブラウザ側の問題(キャッシュや拡張機能)ではなく、PCのOS側で一時的な不具合(ネットワーク接続のスタックなど)が発生している可能性もあります。PCを一度再起動してみましょう。
ここで重要なのは、Windows 10や11の場合、shiftキーを押しながら再起動を行いましょう。[オプションの選択画面]が表示されるので、[PCの電源を切る]をクリックすることで、完全シャットダウンされます。
これで解決しない場合は、何らかの不具合の可能性があります。原因切り分けを行い、対処法を見つけましょう。
【対処法⑥】スマートフォンなど別の端末でログインする
ここからは、問題の原因がどこにあるのかを切り分けるための「原因切り分け」のステップです。
今問題が起きているPCではなく、お手持ちのスマートフォン(のブラウザやOneDriveアプリ)や、別のPC(あれば)から、同じMicrosoftアカウントでログインできるか試してみてください。
8-1. 別の端末でログインできた場合(PC・ネットワークの問題)
スマホなど別の端末からは問題なくログインできた場合、原因は「今使っているPC本体」または「PCが接続しているネットワーク」にあることが確定します。
この場合は、対処法⑦や⑧に進んでください。
8-2. 別の端末でもログインできない場合(Microsoft・アカウントの問題)
スマホなど、すべての端末で同じ「問題が発生しました」エラーが出る場合、原因はPC側ではありません。
「Microsoftのサーバー側で障害が発生している」か、「あなたのアカウント自体がロックされている」など、アカウント固有の問題である可能性が高いです。
この場合は、少し時間を置いてから再度試すか、後述する「Microsoftサポートへの問い合わせ」に進む必要があります。
【対処法⑦】テザリングなど別のネットワークで接続する
対処法⑥で「PC側の問題」だと切り分けられた場合、次に「ネットワーク」か「PC本体」かを切り分けます。
スマートフォンのテザリング機能を使ってPCをインターネットに接続するか、カフェなどの別のWi-Fiに接続し直してみてください。
つまり、いつも使っているネットワーク(自宅や会社のWi-Fi)とは異なる回線でログインを試します。
9-1. 別のネットワークでログインできた場合(ネットワークの問題)
テザリングや別のWi-Fiでログインできた場合、原因は「ネットワーク環境」にあると確定します。
自宅や会社のWi-Fiルーターに一時的な不具合が発生しているか、プロバイダ側で問題が起きている可能性があります。まずはルーターの再起動を試してみてください。
9-2. 別のネットワークでもログインできない場合(PC・セキュリティソフトの問題)
ネットワークを変えてもログインできない場合、いよいよ原因は「PC本体の設定」にある可能性が濃厚です。
ブラウザの拡張機能(対処法③)以外で、PC全体に影響を与えるものとして、次の「セキュリティソフト」を疑います。
【対処法⑧】セキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)を一時停止する
対処法③の「拡張機能」と関連しますが、拡張機能だけでなくセキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)本体が、Microsoftへの正常な通信をブロックしている可能性があります。
特に「Web保護」「ファイアウォール」「SSL/TLS通信スキャン」といった機能が、過剰に反応しているケースがあります。
(※注意:以下の操作はPCのセキュリティレベルを一時的に下げるため、自己責任で行ってください)
お使いのセキュリティソフトの管理画面を開き、「保護機能を一時的に無効にする」といった設定を探して実行してみてください。5分か10分程度無効にし、その間にMicrosoftへのログインを試します。
これでログインできた場合は、セキュリティソフトの設定を見直し、Microsoft関連の通信を例外設定(許可リスト)に追加する必要があります。操作が終わったら、必ず保護機能を再度有効に戻してください。
すべて試してもダメな場合:Microsoftサポートへの問い合わせ
これら8つの対処法をすべて試しても解決しない場合、特に「別の端末でもログインできない(対処法⑥)」場合は、個人で対処できる範囲を超えている可能性が高いです。
アカウントがロックされている、あるいはMicrosoft側で特殊な問題が発生していることが考えられます。
以下のMicrosoft公式サポートページから、サインイン ヘルパー ツールを使ったり、サポートに問い合わせたりすることを検討してください。
(リンク)Microsoft アカウントにサインインできない場合 – Microsoft サポート
まとめ:ログインできないトラブルは「切り分け」が重要
Microsoftログイン時の「問題が発生しました」エラーは、非常に多くの原因が考えられる、やっかいなトラブルです。
しかし、重要なのは慌てずに「原因を切り分ける」ことです。
- ブラウザの問題(シークレットモード、キャッシュ、拡張機能)
- PC本体の問題(再起動、セキュリティソフト)
- ネットワークの問題(テザリング、ルーター再起動)
- アカウントやサーバー側の問題(別端末での確認)
これらを一つずつ潰していくことが、解決への最短ルートとなります。
筆者のように拡張機能が原因の場合もあれば、再起動で解決する場合もあります。こうしたPCのトラブルシューティングスキルは、リモートワークや業務効率化が求められる現代において、非常に重要なスキルの一つです。
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