【1秒で解決】文字を打つと右の文字が消える!原因と直し方を画像で徹底解説

Windows活用

入力すると右にあった文字が消えていく…
これまでと同じ入力方法に変更したい!

途中から入力すると、一文字ごとに右の文字が消える経験はありませんか?急いでいる時や、会議の議事録を取っている最中にこの現象が起きると、結構焦りますよね。原因が分からないと、新しく打ち直さないといけないなんてことも起きるので、まぁまぁ厄介な事象です。

ただこの事象は、ほとんどの場合あるキーを押してしまったことが原因です。この記事では、文字入力で右の文字が消える現象の原因と、誰でも1秒でできる簡単な直し方を、画像付きで分かりやすく解説します。

サクッと解決して、効率的に業務を進めていきましょう!

【結論】文字入力で右の文字が消えるなら「Insert」キーを1回押すだけ!

この現象は、キーボードの右上にある「Insert」(または「Ins」)キーを1回押すだけで、すぐに元に戻ります。

多くの場合、BackSpaceキーやDeleteキーの近くに配置されているため、タイピング中に誤って押してしまうことで、この現象が発生します。「文字が消える!」と気づいたら、まずは「Insert」キーを探して一度押してみてください。

まれにInsertキーが無いのに、この事象が発生することもあります。その場合の対処法も、この後で詳しく解説していきます。

ノートPCなどで「Insert」キーが見つからない場合

ノートPCやコンパクトキーボードでは、省スペース化のために「Insert」キーが独立して存在しないことがあります。キーボードを見ても「Insert」や「Ins」の文字が見つからない場合は、「スクリーンキーボード」がおすすめです。

これは、パソコンの画面上にキーボードを表示させて、マウスでクリックして操作する機能です。

以下の手順で簡単に呼び出すことができます。

1. 画面下のWindowsマークの隣にある検索をクリック

2. 検索ボックスに「スクリーンキーボード」と入力し、開く

3.右にある「Insert」キーをクリック

これだけで上書きモードが解除され、通常の入力モードに戻ります。使い終わったら、右上の「×」ボタンで閉じてOKです。

文字が消える現象の正体は「上書きモード」

では、なぜ「Insert」キーを押すと文字が消えるようになってしまうのでしょうか。その原因は、PCの文字入力モードが、普段使っている「挿入モード」から「上書きモード」に切り替わってしまったことにあります。

  • 挿入モード:普段の状態。文字を入力すると、カーソル位置に新しい文字が挿入され、元々あった右側の文字は後ろにずれていく。
  • 上書きモード:今回の現象。文字を入力すると、カーソル位置にある文字が新しく入力した文字に置き換わり、上書きされて消えてしまう。

そして、この2つのモードを切り替えるのが、「Insert」キーです。「Insert」は日本語で「挿入する」という意味。つまり、押すたびに「挿入モード」と「上書きモード」が切り替わるようになっています。

カーソルの形でわかる!「挿入モード」と「上書きモード」の違い

実は、現在のモードがどちらなのかは、文字を入力する際のカーソル(文字を入力する場所を示す縦棒)の形で見分けることができます。

【エクセルでのカーソル例】左:挿入モード/右:上書きモード

普段の「挿入モード」では、カーソルは細い縦棒「|」で表示されます。しかし、「上書きモード」に切り替わると、カーソルが太い四角「█」や太い下線「 _ 」のような形に変化します(使用するソフトによって表示は異なります)。もしカーソルの見た目がいつもと違うと感じたら、「上書きモード」になっている可能性が高いでしょう。

WordやExcel、Outlookでも直し方は同じ

「Wordで文章を書いていたら急に文字が消えるようになった」「Excelのセル入力がおかしい」といったように、特定のアプリを使っている時にこの現象になる方も多いでしょう。

この「上書きモード」は、Windows自体の基本機能であるため、Word、Excel、Outlook、メモ帳、ブラウザの入力フォームなど、どのアプリケーションを使っていても原因と解決方法は全く同じです。「Insert」キーを押すか、スクリーンキーボードを試してみてください。

なぜ「上書きモード」なんて機能があるの?本来の使い道

「こんなに紛らわしい機能、一体何のためにあるんだ?」と思う方もいるかもしれません。一応この「上書きモード」ですが「全体の文字数を変えずに、特定の文字だけを修正したい時」は少し便利です。

例えば、以下のような固定長の文字列を修正するシーンを想像してみてください。

  • 会員番号の修正:「ID-12345-A」→「ID-67890-A」
  • 日付の修正:「提出期限:2025/09/10」→「提出期限:2025/12/24
  • 定型文の修正:「【重要】会議のお知らせ」→「【至急】日程の変更」

通常の「挿入モード」で修正しようとすると、一度文字を消してから入力が必要です。消す手間がかかり、後ろの文字がずれ、レイアウトが崩れることがあります。しかし「上書きモード」を使えば、修正したい部分の先頭にカーソルを合わせるだけで、削除不要で、文字のズレを気にすることなく修正ができます。

正直、一部をBackSpaceで消して打ち直してもそれほど手間はかからないので、今となってはそれほど効率的な機能ではありませんが、使用場面としては一応あるので紹介しました。

まとめ

今回は、文字を打つと右の文字が消えてしまう現象の原因と対処法について解説しました。このような事象が発生したら、まずinsertキーを押すようにしましょう。PCによってはショートカットキーが設定されているものもあります。ですが、insertキーを押せば必ず戻るので、そちらでの対処がおすすめです。

こういったトラブルは知っているだけで解決でき、効率的に業務ができるようになります。トラブルが起きたら都度確認をしながら、知識をつけて効率的な業務を行えるようにしましょう!

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