エクセルの英語部分を、翻訳ソフトにいちいち入れるのがめんどくさい。
エクセルを英訳したいのに、翻訳ソフトだと入れなおすのが手間…
英語のエクセルを翻訳するとき、いちいち翻訳ソフトに入れるのって地味に面倒ですよね。実はExcelには、Excelだけで翻訳を完結させる方法が標準搭載されています。
今回は、エクセルで翻訳を効率化する方法を2つ紹介します。シーンによって使い分けることで、ちょっと面倒な翻訳を効率化することができます。
海外とのやり取りがある方は、ぜひ試してみてください!
【結論】Excelで翻訳する2大アプローチ
少しの確認なら校閲タブ「翻訳」機能
サッと意味を確かめたい場面では、校閲にある翻訳が最速です。
対象セルを選択すると右側に翻訳が開き、即座に訳文が表示され、別サービスを開く必要がなくなります。詳細は次の章で紹介します。

大量セルを変換するならTRANSLATE関数
量が多い場合や表形式のまま翻訳する場合は、関数を用いる方が圧倒的に効率的です。
TRANSLATE 関数は 2023 年以降の Microsoft 365 で利用可能になった新機能で、関数で様々な言語に翻訳ができます。関数化することで再計算も自動化され、翻訳漏れの心配がなくなります。
使い方については、後方で紹介します。

校閲/翻訳機能の使い方
使い方について
① 『校閲』タブ→『翻訳』を選択。

② 右側に表示される翻訳ツールで 元の言語 と 翻訳先言語 を必要に応じて変更。

③翻訳したい場所を選択すると右側に翻訳が表示

ウインドウの移動/範囲の翻訳
翻訳ツールのウインドウは自由に位置を変更できます。翻訳ツールの上の部分をドラッグして、移動させれば好きな位置に移動できます。


また、範囲指定すれば複数行も翻訳が可能です。

TRANSLATE関数の使い方
Translate関数とは?
対象のセルを好きな言語に翻訳できるのがTranslate関数です。英語・日本語はもちろん、中国語やドイツ語など、様々な言語の翻訳が可能です。
Translate関数の引数について
この関数の引数は次の通りです。
=TRANSLATE(場所)
TRANSLATEに翻訳したいセルを入れれば基本的にはOKです。


精度アップのポイント
第二・第三に元言語と、変換したい言語を入れることで、言語を固定することができます。
=TRANSLATE(場所,”元の言語”.”翻訳したい言語”)
言語コードは ISO 639-1 準拠で、英語は en、日本語は ja、中国語(簡体)は zh-Hans などになります。ソース言語を省略すると自動判定されますが、精度を高めたい場合は明示した方がベターです。

注意事項
オフラインでは使えないので注意
翻訳エンジンは Microsoft サーバー上で動作するため、ネットワーク接続がない環境やプロキシ制限が厳しい社内 LAN では #BUSY! や #VALUE! エラーが返る場合があります。
エラーとなる場合は、ネットワークの確認と社内のセキュリティの問題が無いか確認をしましょう。
まとめ
少量なら「校閲タブ → 翻訳」で、大量なら TRANSLATE 関数で一括処理これがエクセル翻訳で効率的な方法です。コピペ作業に費やしていた時間を削減し、翻訳漏えいや情報漏えいのリスクも提言できます。
“脱コピペ” を実践して、あなたの業務効率を一段引き上げましょう!
今回のテクニックのように、ITスキルはあなたの仕事をより効率的にしてくれます。以下の記事では、Kindle Unlimitedで読める業務効率化に役立つ本を厳選して紹介していますので、ぜひこちらも参考にしてみてください!




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