【コピペでOK】VBAでファイル名を一括変更!VBA(マクロ)コード・ダウンロードファイル付き!

VBAの組み方・VBA初心者向け

ファイル名を一つずつ手作業で変更するのは面倒…
大量のファイルをリネームする作業に時間を取られてしまう…

ファイル名変更の効率化にも、VBAを使ったファイル名の一括変更マクロはとても役に立ちます。エクセルの機能であるVBAですが、ファイル名の効率化も可能です。

今回紹介するVBAは、フォルダ内のファイル名を一括で取得し、Excel上で変更を行うものです。リストを編集するだけで簡単にリネームできるので、手作業の手間を大幅に削減できます。それぞれの環境で使用できるようにコードも作成しているので、コピペするだけで使うことができます。

さらに初心者の方でも使えるように、エクセルファイル(無料)も用意しました。「VBAがよく分からない…」という方は、まずはダウンロードして試してみてください!

また、このブログではVBAを活用した業務効率化の方法を多数紹介しています。AI活用や自動化に興味がある方も、ぜひ他の記事をチェックしてみてください!

コピペで使えるファイル名変更VBA

エクセルVBAを使って、フォルダ内のファイル名を一括変更する方法を紹介します。今回は2種類のマクロを使用します。

①指定フォルダにあるファイル名をエクセルに書き込む
②ファイル名をエクセルで書いた名称に変更

使い方については後ほど、詳しく説明します。

①フォルダ内のファイル名を取得するVBA

「指定フォルダにあるファイル名をエクセルに書き込む」動作を行うVBAになります。

Sub CopyFileNames()
    Dim folderPath As String, fileName As String
    Dim ws As Worksheet, fileCell As Range
    
    Set ws = ThisWorkbook.Sheets(ActiveSheet.Name)
    ws.Cells.ClearContents
    ws.Range("A1").Select
    
    ws.Range("A2") = "対象フォルダ"
    ws.Range("A3:B3") = Array("変更前ファイル名", "変更後ファイル名")
    
    With Application.FileDialog(msoFileDialogFolderPicker)
        If .Show = -1 Then
            folderPath = .SelectedItems(1)
        Else
            Exit Sub
        End If
    End With
    
    ws.Range("B2") = folderPath
    
    Set fileCell = ws.Range("A4")
    fileName = Dir(folderPath & "\*.*")
    
    Do While fileName <> ""
        fileCell.Value = fileName
        fileCell.Offset(0, 1).Value = fileName
        Set fileCell = fileCell.Offset(1, 0)
        fileName = Dir
    Loop
    
    MsgBox "変更したいファイル名をB列に記載してください。"
End Sub
②ファイル名を一括変更するVBA

「ファイル名をエクセルで書いた名称に変更」するVBAです。

Sub Change_name()
    Dim Result As VbMsgBoxResult
    Dim folderPath As String
    Dim fileCell As Range
    Dim ws As Worksheet
    
    Result = MsgBox("実行しますか?※処理後は戻せません", vbQuestion + vbYesNo, "確認")
    If Result <> vbYes Then Exit Sub
    
    Set ws = ThisWorkbook.Sheets(ActiveSheet.Name)
    folderPath = ws.Range("B2").Value
    
    For Each fileCell In ws.Range("A4:A" & ws.Cells(Rows.Count, "A").End(xlUp).Row)
        If Len(Dir(folderPath & "\" & fileCell.Value)) > 0 Then
            Name folderPath & "\" & fileCell.Value As folderPath & "\" & fileCell.Offset(0, 1).Value
        End If
    Next fileCell
    
    MsgBox "完了しました"
End Sub

エクセルファイルのダウンロード

VBAが分からないという方向けに、VBAが入ったエクセルファイルも用意しました。このエクセルを実行するだけで、ファイル名の一括変更ができます。

※ウイルスではもちろんありませんが、マクロ付きのため、自己責任でお願いします。

マクロの使い方について

今回のマクロは、以下の手順で使用します。なお、それぞれの実行前に「実行しますか?」というメッセージと、「完了しました」というメッセージが表示されます。説明では省略していますが、「OK」を押してください。

①「①フォルダ内のファイル名を取得」VBAを実行

①のVBA(エクセルファイルでは「①ファイル取得」ボタン)を実行します。フォルダ選択画面が出てくるので、フォルダを選択してください。

※名前を変更したいファイルが入ったフォルダを選択してOKボタン

フォルダを選択するとファイル名がA列とB列に出力されます。

② B列に変更したいファイル名を入力

変更したいファイル名をB列に書き込みます。この時、拡張子(今回の場合「.pdf」)も忘れずにつけるようにしてください。

※右側の変更後ファイル名以外は変更しないように注意
③ 「ファイル名を変更」VBAを実行

②のVBA(エクセルファイルでは「①名称変更」ボタン)を実行し、ファイル名が変更となります。

VBAの埋め込み、ボタンの挿入について

VBAの埋め込み

コピペコードを使用するには、エクセルの「開発」タブからVBAを貼り付ける必要があります。「開発」タブを表示させる環境設定VBAを張り付けて実行させる方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

ボタンの挿入

ボタンをつけることで、クリックだけでマクロを実行できるようになります。

このブログでは、初期化ボタンの紹介として、ボタンについても解説しているので、参考にしてみてください。

さいごに

VBAはエクセルだけの機能と思われがちですが、ほかのサービスとの連携でも力を発揮します。今回紹介したファイル名の変更以外にも、CSVの取り込みOutlookとの連携など、大体のPC業務はVBAで効率化が可能です。

このブログでは、CSVやOutlookなどVBAを使った他サービスの効率化なども紹介しています。ぜひ他の記事も参考にして、業務効率化を行っていってください!

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